#「異文化」 ~ 大浴場の中の異文化 ~ いろはdeおしゃべり
今から20年ぐらい前、講座受講のために、東京に月に1回ぐらい上京をしていた。
その時の宿泊先は、国立オリンピック記念青少年総合センター内にあった「東京代々木ユースホステル」(2012年3月15日 閉館 / 1967-2012)。
宿泊料 (素泊まり)
- ユースホステル会員 ¥3,000 / 人 (税込)
- ユースホステル非会員 ¥3,600 / 人 (税込)
安いでしょ?!でも、安いだけではなく、わたしには興味深い場所でもあったんだ。
この外観、3,000円台で泊まれる宿泊施設には見えないでしょ?!
1940年に行われた、昭和の東京オリンピックの選手村が、宿泊や研修施設として再利用された建物。
別の棟に食堂もあって、朝は450円ぐらいで食べ放題だったんだよ !(^^)!
ひとり部屋の各部屋に、テレビはなく、テレビを見たい場合は、談話コーナーで。
部屋は広くはなかったけれど、2~3泊用のスーツケースならば広げられるスペースはあった。
ひとつ気になっていたのは、壁が薄くて、隣の宿泊者の物音がそれなりに聞こえること。
わたしは物音で寝れないタイプではないから大丈夫だったけど、ここが東京オリンピックで選手の方々の睡眠場所だったと思うと、試合を控えてナーバスになった選手の方々は眠れたのかな???と。
東京いう都会なのに、緑がたくさんあり、敷地内を歩いていると、公園を散歩している気持ちに。
代々木ユースホステルには、各部屋にバスルームはなく、共同浴場のみだったの。
宿泊施設内にある4~5人用の共同浴場であれば、時間帯などによって、鍵をかけ、ひとりでゆったりと入浴することもできたんだけど、わたしはB棟にある大浴場に行くことにしていたんだ。
お風呂の中で見られる異文化がおもしろくって!
B棟にあった大浴場は、温泉地やホテルなどの大浴場のような広さだったんだけど、その空間で見た入浴方法に、文化?!、人種?!、に違いがあったの。それはね、、、
● 違い その1「シャワー」
シャワーには、2つタイプがあって、立ったままシャワーをするタイプと、椅子に座ってシャワーをするタイプがあったの。
このシャワーのタイプ違いに、人種によって好みの傾向があったんだ。
- 立ったままシャワーをするのは、欧米人や西洋人、ラテン系の人
- 椅子に座ってシャワーをするのは、日本人などの東洋人
● 違い その2「裸体度」
欧米人や西洋人、ラテン系の方は、お風呂で全裸にならない?!
- 違い その2-1 フランス人は、大浴場で全裸にならない?!
20代前半ぐらいのフランス人女性3人、ビキニの水着姿で入浴。
なんで、フランス人と分かったかって?!
友だちに石鹸を借りてた女性が「メルシー (フランス語で「ありがとう」の意)」と言いながら、石鹸を返していたから。 - 違い その2-2 ラテン系?!は、短パンとタンクトップ
5人組のラテン系?!の20代の女性たちが、短パンとタンクトップで、立ったままシャワーを。
人種は?彼女たちが話してる言語は英語ではない、いったい何語なんだろう???
フランス語とかイタリア語とかではない気がする。体型や見た感じが南米を思わせる。
そのどこの国かわからない彼女たちが、シャワー後、勢いよく湯船に入って来た。
それも、シャワーでろくに泡も落とさず、短パンとタンクトップも脱がずに湯船に入って来たの!
そして、全裸でお湯につかっているわたしをジロジロと見るんだよね。
この時の大浴場は、ラテン系?!の彼女たちとわたしだけ。
ジロジロと見るのは、全裸のわたしが珍しいからなのかな?!
日本人として、「湯船につかる時は、衣類とタオルはお湯の中に持ち込まない!朱に交われは赤く染まれ!郷に従え!」と言いたかったけど、そんな語学力なし (-_-)。
さらに小心者だから、なにも言えなかったけどね (笑)。
そんな文化と習慣の違いを、代々木ユースホステルの大浴場の中で、垣間見れることができておもしろかったから、わたしは冬でも、別の棟にある大浴場に、寒い中を歩いて大浴場に行っていたんだ。
海外には、海で全裸で海水浴や食事を楽しむ文化があって、ヌーディストビーチというビーチがあるから、わたしが代々木ユースホステルの中で見た、人種による入浴方法の違いは、たまたまなのかな?!とも思うけど、1回だけではなかったから、「そういう傾向がある・・・」という、文化や人種の習慣の違いだと思っている。
でも、20代ぐらいの若い女性たちだったから、異国の大浴場で、全裸になるのが恥ずかしかい年ごろだっただけなのかもしれない、とも思ってはいる。
異なるということ、違いというのは、ホント、おもしろい (^^)/